春画を描く浮世絵師を描く新シリーズ〈万歳浮世絵派三艶〉の第一作が完成いたしました。
モデルは美人画の大家として知られる喜多川歌麿です。
本作は東京神田神保町の山田書店で展示・販売がされております。
ぜひ実際にご覧いただけますよう、宜しくお願い申し上げます。
【作家より】
・艶本「会本色能知功佐(えほんいろのちぐさ)」を描く四十五歳頃の歌麿です。
・顔は作品「忠臣蔵十一段目」にある”求めに応じて”として描かれた美男の自画像を尊重しました。
・自画像を参考に面長で切れ長の目をイメージし、背景に艶本の序文を、着物には「画本虫撰(えほんむしえらみ)」からトンボと芥子を、襦袢の襟などは極印や蔦重の店紋です。
・背景の摺りによる木版の味わいを感じて頂ければ嬉しいです。